【動機を見直す】「気持ちがこもってない」と言われたお守り。本当の願いとは…
akiiro1059
ありがとぶろぐ
沈黙の本当の意味。「気まずい」から「心地いい」へ変わる、心を通わせるヒント
akiiro1059
「あ、何か話さなきゃ…」
人といる時、沈黙が怖くて、つい必死に話題を探してしまいませんか？
こんにちは！
気がついたら言葉と向き合い続けている秋色です。
沈黙って「気まずいもの」だと思っていませんか？
実は、本当に心が通じ合う相手となら、沈黙は最高の会話にもなる。
これは紛れもない事実です。
この記事では、
沈黙が苦手だった少年「大雅」と、物静かな少女「心愛」の物語を通して、
言葉を超えたコミュニケーションの本当の意味をお伝えします。
目次
沈黙が怖かった僕
ああ、また黙ってしまった・・・
大雅は、想いを寄せる心愛の隣で、いつも焦っていた。
ドキドキして、何を話していいか分からなくなる。
シーンとした静かな時間が流れるたびに、
「僕、何か変なこと思われてないかな」と不安で胸が押しつぶされそうだった。
彼の想い人である心愛は、
いつも物静かで、穏やかに本を読んでいるような女の子。
大雅は彼女に惹かれつつも、二人の間に流れる沈黙を、
ただただ「気まずいもの」だと感じていた。
きっかけは、一冊の本
そんなある日、大雅は勇気を出して、
いつもの図書室で心愛の隣の席に座った。
心臓の音が聞こえそうなほどの緊張の中、何か話さなければ、と焦る大雅。
しかし、どんな言葉も浮ついてしまいそうで、口を開けない。
（だめだ、気まずい…。何か、何か話さないと…！）
ふと、彼女が読んでいる本の表紙が目に入った。
それは、大雅が何度も読み返している、大好きな冒険小説だったのだ。
あ…その本、もしかして…。
…え？ あ、はい。…面白い、ですよね。
すごく好きなんだ、その本！
特に最後のシーンがね…！
思いがけない共通点に、大雅の言葉が弾む。
しかし、心愛は少し驚いたように微笑むと、静かに頷くだけ。
またすぐに、気まずい沈黙が訪れてしまった。
沈黙は「無」じゃない
やはり、気まずい。
あの後、大雅はすぐに席を立ってしまった。
やっぱり僕、口下手だし、
心愛さんを退屈させてるだけなのかな…
と落ち込む。
そんな風に、自分を責めて最初の一歩が踏み出せなくなってしまうこと、ありますよね。でも、それってあなたが優しいからなのかもしれません。
しかし次の日、図書室で気まずそうにしている大雅に、
心愛の方からそっと一冊の本が差し出された。
それは、あの日話していた冒険小説の、続編だった。
言葉はない。
けれど、その一冊の本は、どんな言葉よりも雄弁に大雅の心に語りかけてきた。
もしかして、退屈じゃなかった…？
彼女の「あなたともっとこの世界のことを知りたい」という
優しいメッセージを感じ取った時、大雅の中で何かが変わり始めていた。
沈黙は、ただの「無」じゃないのかもしれない。
相手を信頼しているからこそ、言葉がいらない時間。
心愛は、きっとそういう時間を大切にする子なんだ。
彼女がくれた本当の言葉
その日から、二人は言葉を交わす代わりに、おすすめの本を交換するようになった。
沈黙は、もう気まずいものではなかった。
隣に座って同じ世界を旅する、温かくて心地よい「会話」の時間。
大雅は、ようやくその意味を理解し始めていた。
そんなある日、大雅は一冊の本と一緒に、小さなメモを彼女に渡した。
今度、この本の感想、話しませんか？
すると、彼女は少しだけ申し訳なさそうに微笑み、
何かを書いたメモを返してくれた。
ごめんなさい。
私、人前で話すのがとても苦手なんです。
緊張すると、頭が真っ白になって、言葉が出てこなくなってしまって…。
あなたが話しかけてくれた時、
すごく嬉しかったのに、うまく言葉にできませんでした。
この本は、言葉がなくてもあなたと話せる気がして、
私にとって宝物のような時間なんです
え・・・？
頭が真っ白になった。
気まずい沈黙。
退屈させているという思い込み。
すべてが、大雅の一方的な不安だったのだ。
彼女の沈黙は、拒絶ではなかった。
話したい、でも話せない。
そのもどかしい気持ちと、
それでも隣にいたいという懸命な想いが、あの静かな時間には込められていたのだ。
心で「聴く」ということ
（全然、気づかなかった…）
大雅は、自分の不安ばかりに必死だった自分を恥じた。
言葉を交わすことだけが、コミュニケーションじゃない。相手の心の声に、静かに耳を澄ませること。その人が抱える緊張やためらいに寄り添い、安心できる時間を作ること。
それが本当の「聴く」ということなんじゃないだろうか。
そうだ。
心愛は、言葉にできないたくさんの想いを、沈黙の中で伝えてくれていたんだ。
その事実にたどり着いた瞬間、大雅の目から、熱い涙がこぼれ落ちた。
数日後、大雅は図書室で、メモを心愛に渡した。
僕も、話すの得意な方じゃないんだ。
だから、無理に話さなくていいよ。
交換日記みたいに、メモで話さない？
君のペースで、ゆっくり言葉を伝えてほしい
そのメモを読んだ心愛の瞳が、ありがとう、と語るようにキラキラと潤み、
そして、ふわりと花が咲くように微笑んだのを、大雅は一生忘れないだろう。
よくある質問（FAQ）
- どうしても沈黙が怖いです。どうすればいいですか？
-
まずは、「沈黙＝気まずい」という思い込みを手放すことから始めてみましょう。
この記事の大雅くんのように、最初は誰でも不安になるものです。
沈黙は、相手との信頼関係を深めるための大切な時間と捉え直してみてください。
Q
- 相手が沈黙をどう思っているか気になってしまいます。
-
それは、あなたが相手を大切に想っている証拠です。
もし気になるなら、
正直に「話が途切れると、退屈させてないか少し不安になるんだ」と
伝えてみるのも一つの手です。誠実な態度は、きっと相手に安心感を与えます。
Q
- 心地よい沈黙を作れる相手は、どうすれば見つかりますか？
-
共通の趣味や好きなことがある相手とは、
心地よい沈黙を共有しやすいかもしれません。同じ空間で、言葉を交わさずとも同じものを楽しめる関係は、とても素敵です。
焦らず、あなたにとって自然体でいられる相手を探してみてください。
Q
まとめ
ここまで読んでくださり、本当にありがたい気持ちでいっぱいです。
大雅くんと心愛ちゃんの物語のように、
心地よい沈黙は、言葉を超えた最高のコミュニケーションです。
大切なのは、相手を心で「聴こう」とする気持ち。
あなたが「この人となら、話さなくても大丈夫」と感じる相手がいるのなら、
それは、おかげさまで得られたかけがえのない宝物です。
その温かい関係を、どうか大切に育んでいってくださいね。
さいごに、この記事で伝えたかった想いを、
一つの歌にのせて贈ります。
あなたの心に、優しいメディが届きますように。
相手の言葉にならない想いを心で感じ取れたとき、
そこには「おかげさま」という温かい気持ちが生まれます。
「ありがとう」は、その気持ちを伝え、
心を洗い、関係をより深くしてくれる魔法の言葉なのです。
ありがとうはこころのせんたく
ありがとうございました。
ABOUT ME
日々の生活の中に隠れている「感謝」を見つけ出し、言葉にして共有すること。
それを通じて、自身や読者の心が健やかになるような、温かいコミュニケーションの場をブログで育んでいくことを目指しています。
